2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

亡びの国の征服者(7)~魔王は世界を征服するようです~

亡びの国の征服者 7 ~魔王は世界を征服するようです~ (オーバーラップノベルス)作者:不手折家オーバーラップAmazon魔女家の奸計から命からがら逃げ出したユーリとキャロル。 ホウ家の当主となったユーリの復讐劇は見応えがあった。 戦争へ向けてのいろいろ…

大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!?

大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!? (MF文庫J)作者:かつび 圭尚KADOKAWAAmazon異能の絡んだSF逃避行ストーリー。 全体的に軽いというか、設定が割とざっくりしている。 やっぱりSFやサスペンスは設定や世界観をしっかり描かな…

陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ!

陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ! (MF文庫J)作者:六畳 のえるKADOKAWAAmazonラブコメというより日常の謎系学園ミステリ。 過去のトラウマによりぼっちになってしまった織羽と幼馴染の亮介が陽キャへの復讐を目指す。 織羽の陽キャへの…

許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい?(3)

許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? 3 (ダッシュエックス文庫)作者:疎陀 陽,みわべ さくら集英社Amazonいつの間にかスポ根バスケ小説に。 恋愛模様が膠着しちゃったのもあるだろうけど、全く期待し…

二番目な僕と一番の彼女

二番目な僕と一番の彼女 (ファンタジア文庫)作者:和尚KADOKAWAAmazonスクールカーストの格差恋愛で、心情描写や設定がしっかりしている純愛ストーリー。 ただ重すぎる背景や実はスーパーマンすぎる主人公、極端なクズキャラなどちょっと引っかかる部分も多い…

わたし、コレでも女の子なんすよ?~最高の男友達だと思っていた後輩が、じつは美少女だった件~

わたし、コレでも女の子なんすよ? ~最高の男友達だと思っていた後輩が、じつは美少女だった件~ (ファンタジア文庫)作者:四条 彼方KADOKAWAAmazon男だと思って接していた少女颯と義妹で声優の雛姫との三角関係ラブコメ。 猛アプローチをかける恋する2人のヒロ…

公務員、中田忍の悪徳(7)

公務員、中田忍の悪徳 (7) (ガガガ文庫 ガた 9-7)作者:立川 浦々小学館Amazonクライマックスに相応しい濃い内容だった。 由奈の忍に対する気持ちの正体に環の恋の行方、そして異世界エルフの秘密。 忍のもとから次々離れてしまう展開は悲しいものがあったが…

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い(8)

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い (8) (ガガガ文庫 ガさ 13-11)作者:猿渡 かざみ小学館Amazonもう一つの恋、連と円花が中心のエピソード。 ピュアな恋模様で恥ずかしがる円花がかわいい。 暴走気味のこはるとかっこいいところを見せる颯太とメインカップルも…

情景の殺人者 Scene Killer

情景の殺人者 Scene Killer (講談社ノベルス)作者:森 博嗣講談社Amazon小川と加部谷の活躍を描くXXシリーズ第三弾。 今回は割と地味めというか、あまり匂わせもなくてちょっと残念。 加部谷はネガティブ期か? D

あなたに心はありますか?

あなたに心はありますか?作者:一本木 透小学館AmazonAIロボットの研究に勤しむ胡桃沢教授の周囲への連続殺害予告から始まるSFサスペンス。 仕掛けについては所々の違和感や周りの反応でわかりやすいものの やはり終盤の展開が非常に考えさせられる。 心とは…

ちぎれた鎖と光の切れ端

ちぎれた鎖と光の切れ端作者:荒木 あかね講談社Amazonそして誰もいなくなる方式の孤島で起こるクローズドサークルミステリの第一部だけでも面白いのに その後を描く第二部が人間ドラマとして肉付けされていて壮大な物語に仕上がっている。 新しい本格ミステ…

午後のチャイムが鳴るまでは

午後のチャイムが鳴るまでは作者:阿津川 辰海実業之日本社Amazon九十九ヶ丘高校を舞台にした学園ミステリ短編集。 正直個々の話はミステリ的なキレはそこまでかなと思ったけど ラストに明かされる仕掛けはさすがだなと。 いろいろ読み返したくなる。 D

十戒

十戒作者:夕木 春央講談社Amazon亡くなった叔父の所有していた無人島にリゾート企画が持ち上がり、視察に赴く里英たち一行。 『十戒』という縛りの中行動を強いられる極限状態でのクローズドサークルミステリ。 仕掛けられた真相や推理パートはさすがながら…

可燃物

可燃物作者:米澤 穂信文藝春秋Amazon葛警部の活躍を描く警察小説短編集。 どの話も最後の詰めがミステリとしては美しいが 警察小説としてはもう少し警察側のキャラを濃くして欲しい。 D

Y駅発深夜バス

Y駅発深夜バス (創元推理文庫)作者:青木 知己東京創元社Amazonオカルトチックなミステリ短編集。 読みやすさはあるがオチが総じて弱めかなと思ったが 『九人病』と『特急富士』は意外性のある展開でストーリーとしては面白く読めた。 D

勿忘草をさがして

勿忘草をさがして作者:真紀 涼介東京創元社Amazon植物にまつわる日常の謎を解くミステリ短編集。 青春要素もあるものの、全体的に味付けが薄く退屈に感じてしまった。 E

陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです(7)

陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 7 (HJ文庫 ゆ 02-01-07)作者:結石ホビージャパンAmazon委員長とのあれこれは一旦置いての夏休み編。 バイト関連でギクシャクもありながらも変わらぬイチャイチャ感。 一生微…

くだものナイフと傷だらけのリンゴ(1) モテすぎる彼女は、なぜか僕とだけお酒を飲む

くだものナイフと傷だらけのリンゴ 1 モテすぎる彼女は、なぜか僕とだけお酒を飲む (HJ文庫 わ 06-01-01)作者:和歌月狭山ホビージャパンAmazon大学の酒飲みサークルを舞台に、過去にトラウマを持つ男女の恋愛ストーリー。 ヒロインの麻衣が人間不信の割には…

誰が勇者を殺したか

誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)作者:駄犬KADOKAWAAmazon勇者は魔王を倒したあとに何故死んだのか。 ひりついた導入ながら終盤反転する読後感。 それぞれの視点の回想で進む物語は、序盤はゆっくりに感じるが丁寧なストーリー作りが巧い。 女性陣の…

ヨモツイクサ

ヨモツイクサ作者:知念 実希人双葉社Amazon北海道を舞台に謎の生物ヨモツイクサの存在を追うバイオサスペンス。 外科医という立場で疾走した家族の手がかりを探る茜。 リアルで迫真の描写は読む手を加速させる。 何と言ってもラストの展開は想定外だった。 …

鏡の国

鏡の国作者:岡崎 琢磨PHP研究所Amazonミステリ作家の叔母が残した遺稿に仕掛けられた謎を解く。 作中作という形で進むミステリで、それほど大きな仕掛けや伏線ではないものの 丁寧な作りでテーマ性もしっかりしていて読みやすくはあった。 ただ最後の削除さ…

骨灰

骨灰作者:冲方 丁KADOKAWAAmazonビル工事現場の地下での出来事をきっかけに不可思議な現象に巻き込まれるオカルトホラー。 これは怖いというより、徐々におかしくなっていく主人公の光弘を眺める展開で 意外性もなくちょっと冗長気味に感じたかな。 E

世界の終わりのためのミステリ

世界の終わりのためのミステリ (星海社FICTIONS)作者:逸木 裕星海社Amazonミステリというより割とガッツリセカイ系SF。 人類が消滅し、人工身体に意識をコピーしたカティスに移り変わった世界。 旅をしながら日常の謎を解いていくが、いまいち世界観に入り込…

その謎を解いてはいけない

その謎を解いてはいけない作者:大滝 瓶太実業之日本社Amazonかなり好き嫌い分かれそうな作風ながら個人的にはツボ。 人の黒歴史を暴く厨ニ探偵に、望まぬ厨ニ要素を持つ一般JK助手。 厨ニだらけの中、唯のツッコミが癖になる。 小ネタさえ楽しめれば読みづら…