2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

栞と噓の季節

栞と噓の季節作者:米澤 穂信集英社Amazonシリーズ第二弾。 トリカブトが仕込まれた栞の謎を松倉、堀川の2人に加え同学年の女子瀬野と共に追う。 前作を覚えていなくても問題なく楽しめたし、読みやすくまとまっていて面白く感じたな。 C

義妹生活(8)

義妹生活8 (MF文庫J)作者:三河 ごーすとKADOKAWAAmazon兄妹と恋人という関係、学校と家庭での振る舞いに悩む2人。 すり合わせをする2人だが、理屈で恋愛は上手く行くのかね。 沙季の脳内裁判が面白かった。 D

黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

黒猫と語らう四人のイリュージョニスト作者:森 晶麿早川書房Amazon黒猫シリーズ。 これだけ引っ張ってこの結末は受け入れがたいものがある。 シリーズ追うごとに癖が強くなって読み進めるのも辛くなってきた。 E

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い(7)

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い (7) (ガガガ文庫 ガさ 13-10)作者:猿渡 かざみ小学館Amazonこはるの両親が不在な中、従姉妹の雪音が家出してくる。 2人の関係の進展を描きながら、雪音の家出の背景や友人たちの協力など、構成が綺麗。 雪音の物語としてもラ…

冬にそむく

冬にそむく (ガガガ文庫 ガい 10-2)作者:石川 博品小学館Amazon気温が下がり雪が降り続ける日本を舞台に2人の男女を描く青春ストーリー。 閉塞感の中で幸久と美波の関係性が光る。 将来への不安の中2人が選ぶ未来は。 作者のらしさの出た良き物語。 C

じつは義妹でした。(5)~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~

じつは義妹でした。5 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (ファンタジア文庫)作者:白井 ムクKADOKAWAAmazon演劇部とのプール編と月森家の問題の手助け。 今回はかなり月森さんの攻勢があったが、もう晶と常にイチャイチャしていて付け入る隙はな…

怪人デスマーチの退転

怪人デスマーチの退転作者:西尾 維新講談社Amazon一作目は好みの出来だっただけに今回は毛色が変わって残念。 前回ははっきりした目的とインパクトあるガジェットで読ませる力があったが 今回は展開がわかりにくいしミステリ的な面白さに欠ける。 E

田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~(14)

田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 14 (GCノベルズ)作者:ぶんころりGCノベルズAmazon王様会議編はキャラ増え過ぎで田中たちレギュラーキャラの存在感が薄く 面白さ落ちてたから次からの新展開は楽しみだ。 完結巻となる次回はどんな斜め上の締め方…

嘘の世界で、忘れられない恋をした

嘘の世界で、忘れられない恋をした (メディアワークス文庫)作者:一条 岬KADOKAWAAmazonデビュー作同様の感動。 難病ものなんて世間に溢れてるけど、アプローチの仕方や構成が巧すぎるなと。 演劇という題材、部員たちの優しさも物語に彩りを加えている。 C

クローズドサスペンスヘブン

クローズドサスペンスヘブン (新潮文庫nex こ 77-1)作者:五条 紀夫新潮社Amazon死後記憶を失った状態で洋館へ集まった男女。 特殊設定下で生前の事件をディスカッションで推理していく。 しっかりロジカルでキャラ付けもあって読みやすいものの 何でもありと…

「キスなんてできないでしょ?」と挑発する生意気な幼馴染をわからせてやったら、予想以上にデレた

「キスなんてできないでしょ?」と挑発する生意気な幼馴染をわからせてやったら、予想以上にデレた (GA文庫)作者:桜木桜SBクリエイティブAmazon生まれた頃から一緒の素直になれない幼馴染同士による焦れ甘ラブコメ。 帯は煽り過ぎで、中身は強がってしまうヒ…

バールの正しい使い方

バールの正しい使い方作者:青本雪平徳間書店Amazon転校を繰り返す少年礼恩が小学校高学年の間に起きた嘘にまつわるエピソード。 バールのようなものというモチーフと最後のオチについては正直ピンと来なかった。 ただそれぞれのエピソード単体は小学生の青春…

特殊清掃人

特殊清掃人作者:中山 七里朝日新聞出版Amazon孤独死した遺体のあった部屋を清掃する特殊清掃人。 リアルな清掃描写と亡くなった人々のヒューマンドラマ。 清掃部分のグロめながらも力の入り方に比べるとドラマ部分の印象薄めか。 D

祝祭のハングマン

祝祭のハングマン作者:中山 七里文藝春秋Amazonいわゆるダークヒーローものになるのか。 ただ立場が刑事ということで賛否ありそうな展開。 瑠衣が感情的すぎて刑事としては魅力的に映らなかったかな。 テーマの割にはあっさりとした終わり方。 D

未練タラタラの元カノが集まったら

未練タラタラの元カノが集まったら (電撃文庫)作者:戸塚 陸KADOKAWAAmazon元カノが3人集まり組んだユニット配信を手伝うことに。 未練が溢れ出してる元カノたちは三者三様のかわいさがあって良かったが、いろいろ気になる点が多かったかな。 主人公のモテる…

親友の妹が官能小説のモデルになってくれるらしい(2)

親友の妹が官能小説のモデルになってくれるらしい2 (角川スニーカー文庫)作者:あきらあかつきKADOKAWAAmazon今回は鈴音よりも鈴音の母親の鈴葉メインでこれは違うだろと声を大にして言いたい。 前巻が良いと思って2巻を読むと性癖の違いに戸惑う。 水無月家…

継母の連れ子が元カノだった(10) 手を伸ばせれば君がいる

継母の連れ子が元カノだった10 手を伸ばせれば君がいる (角川スニーカー文庫)作者:紙城 境介KADOKAWAAmazon再び付き合うことになった2人。 10巻にしてついにここまで来たかと感慨深いものがあるな。 物語として一区切りあると勝手に思ってしまうが、サブキャ…

クワトロ・フォルマッジ

クワトロ・フォルマッジ作者:青柳 碧人光文社Amazonピッツェリアを舞台に、秘密を抱える4人の視点で描く殺人事件の真相とは。 視点を変えながら描くことでそれぞれの裏の顔が見えてくるキャラの描き方が巧い。 娘のさやか登場から終盤のテンポの良い畳み掛け…

ゴリラ裁判の日

ゴリラ裁判の日作者:須藤 古都離講談社Amazon言葉を理解し操るゴリラに人権はあるのか。 シュールな印象よりはゴリゴリの社会派小説。 ローズの造形、考え方の描写が見事で、周りを固めるキャラも個性的。 プロレスのくだりでどこへ行くんだと焦ったが、ラス…

隣の席のヤンキー清水さんが髪を黒く染めてきた

隣の席のヤンキー清水さんが髪を黒く染めてきた (角川スニーカー文庫)作者:底花KADOKAWAAmazon何というピュアラブコメ。 主人公の感情が見えなくて若干怖い部分もあるが 見た目ヤンキーながら乙女でピュアな清水さんのギャップが良い。 周りから焚きつけられ…

ぼくたちのリメイク(12) 「おかえりなさい」

ぼくたちのリメイク12 「おかえりなさい」 (MF文庫J)作者:木緒 なちKADOKAWAAmazon完結。 茉平の変わりようやラストにまとめた恋模様など思う部分もあるが 総じて熱くメッセージ性の強い物語で読み応えがあった。 シノアキがいい女すぎるな。 D

ぼくたちのリメイク(11) 無駄なことなんかひとつだって

ぼくたちのリメイク11 無駄なことなんかひとつだって (MF文庫J)作者:木緒 なちKADOKAWAAmazon完結と聞いて読み切ることに。 バラバラになったメンバーが集まり、最終決戦前の様相。 タイトル回収など王道な展開ながら、ラブコメ的な動きがないのは物足りなく…

自作3Dモデルを売るためにサキュバスメイドVtuberになってみた

自作3Dモデルを売るためにサキュバスメイドVtuberになってみた (ファミ通文庫)作者:下垣KADOKAWAAmazonCGデザイナーを目指す琥珀は自作3Dモデルを売るため自らVtuberとして活動することに。 サクサクステップアップしていくストーリーはテンポよく読みやすい…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 完全版 幸せの背景は不幸

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 完全版 幸せの背景は不幸 (メディアワークス文庫)作者:入間 人間KADOKAWAAmazonみーまー1巻の完全版というかリライト版。 旧版を読み返してみたが、基本的には大きな変更点はないものの終盤に細かな修正が。 結構忘れてた…

星くずの殺人

星くずの殺人作者:桃野 雑派講談社Amazon宇宙ツアー先での殺人というシチュエーションは面白いが、場面を想像しにくいのが玉に瑕。 スケールの割にはこじんまりとした話。 動機も興味深いがあそこまで盲信的なのは怖い。 E