中山七里

連続殺人鬼カエル男 完結編

連続殺人鬼カエル男 完結編作者:中山 七里宝島社Amazonカエル男シリーズ完結編。 39条のくだりが長すぎたかな。 もっと集大成らしく有働さゆりの掘り下げが欲しかった。 相変わらず殺され方のインパクトがすごい。 D

ドクター・デスの再臨

ドクター・デスの再臨作者:中山 七里KADOKAWAAmazon犬養シリーズ、ドクター・デス続編。 ドクター・デスの模倣犯による安楽死事件で、犬養は前作の犯人に捜査協力を求めるが。 犬養刑事あまりいいところないな、と思ったがラストになんとか一矢報いてくれた…

鬼の哭く里

鬼の哭く里作者:中山 七里光文社Amazon過去の村人六人惨殺事件の呪いの残る閉鎖的な村を舞台に 東京からの移住者をきっかけに起こる再びの惨劇。 コロナを絡めた村八分はありきたりな展開で、真相もあっさりめに感じたかな。 E

こちら空港警察

こちら空港警察作者:中山 七里KADOKAWAAmazon中山作品あるある、どの登場人物も過去作に出てなかったか気になってしまう。 新たに成田空港の空港警察署長に就任した仁志村署長は犯罪者に容赦のない魅力的な人物。 徐々にスケールの大きくなる事件たちにハラ…

有罪、とAIは告げた

有罪、とAIは告げた作者:中山 七里小学館Amazon静おばあちゃんこと高円寺検事の孫、円を主人公にしたシリーズになるのかな。 中国から技術提供を受けたAI裁判官導入の是非と、18歳の少年の父親殺害事件の裁判。 AI裁判官についてはですよねという展開だった…

ヒポクラテスの悲嘆

ヒポクラテスの悲嘆作者:中山七里祥伝社Amazon今回は連作短編集の構成で社会派ミステリ感が強い。 出番は少なめでも解剖で真相を明らかにする光崎教授が仕事人さながら。 読後感は重め。 D

彷徨う者たち

彷徨う者たち作者:中山 七里NHK出版Amazon宮城県警シリーズ。 復興が進む仮設住宅での殺人事件。 社会派ミステリとして考えさせられる内容とは言え 蓮田刑事の幼馴染エピソードが過去も未来も重い結末。 D

絡新婦の糸 警視庁サイバー犯罪対策課

絡新婦の糸:警視庁サイバー犯罪対策課作者:中山 七里新潮社AmazonSNSを発端にしたサイバー犯罪。 中山さんの小説でよくあるパターンだと思うんだけど 唐突に犯人当てて終わりっていう余韻が物足りないんだよな。 延藤と『市民調査室』のやり合いは見応えあ…

いまこそガーシュウィン

いまこそガーシュウィン作者:中山 七里宝島社Amazon岬洋介シリーズ。 なんだけど、人種差別問題など作者の主張が激しすぎてあまり物語に入り込めなかったかな。 事件自体もミステリ要素薄め。 E

能面検事の死闘

能面検事の死闘作者:中山 七里光文社Amazonこのシリーズも同じ法曹ミステリの御子柴シリーズと違った切り口で面白い。 いつか直接対決が見たい。 無差別通り魔事件の犯人の釈放を求める爆破犯ロストルサンチマンの目的と正体とは。 不破検事のブレなさも気持…

殺戮の狂詩曲

殺戮の狂詩曲作者:中山 七里講談社Amazon現実の事件を彷彿とさせる介護施設での大量殺人犯の弁護。 御子柴シリーズはやはり群を抜いて面白い。 御子柴の一貫したキャラが良いし、終盤の思いもよらぬ展開にもやられた。 B

特殊清掃人

特殊清掃人作者:中山 七里朝日新聞出版Amazon孤独死した遺体のあった部屋を清掃する特殊清掃人。 リアルな清掃描写と亡くなった人々のヒューマンドラマ。 清掃部分のグロめながらも力の入り方に比べるとドラマ部分の印象薄めか。 D

祝祭のハングマン

祝祭のハングマン作者:中山 七里文藝春秋Amazonいわゆるダークヒーローものになるのか。 ただ立場が刑事ということで賛否ありそうな展開。 瑠衣が感情的すぎて刑事としては魅力的に映らなかったかな。 テーマの割にはあっさりとした終わり方。 D

越境刑事

越境刑事作者:中山 七里PHP研究所Amazonシリーズ第二弾。敵が中国公安部ということで政治色が強く、半分くらいは胸糞展開。 痛めつけるのが好きな方におすすめ。せめて最後くらいはスカッとさせて欲しかった。 E

棘の家

棘の家作者:中山 七里KADOKAWAAmazon娘の自殺未遂から始まるいじめ問題、被害者と加害者 そしてマスコミや世論と次々対面する問題に立ち向かう社会派ミステリ。] ヒリヒリする展開と意外性あるラストではあったが この家族にとっての本当の戦いはこれからだ…

おわかれはモーツァルト

おわかれはモーツァルト作者:中山 七里宝島社Amazon岬洋介シリーズ、と言っても出番はわずか。 盲目のピアニスト榊場への恐喝まがいの記事を書こうとするフリーライターの殺人事件。 疑われた榊場のもとへ洋介が駆けつける。 洋介登場後の終盤が盛り上がり切…

鑑定人 氏家京太郎

鑑定人 氏家京太郎作者:中山 七里双葉社Amazon科学捜査鑑定を請け負う民間組織・氏家鑑定センターと科捜研の対立を描いた鑑定サスペンス。 猟奇殺人事件の真相と中山ワールドの人間ドラマの絡みが手堅いつくりではあったが 氏家を初めとしたメンバーの人とな…

嗤う淑女二人

嗤う淑女 二人作者:中山 七里実業之日本社Amazonシリーズ第三弾。連続殺人を起こす2人の悪女コンビ。 さゆりって誰かと思ったらカエル男の人か。 それぞれの事件がまさに凶悪でインパクトあるが、ミッシングリンクについてはあっさりめ。 警察側の活躍も犯人…

能面検事の奮迅

能面検事の奮迅作者:中山 七里光文社Amazon不破検事のシリーズ第二弾。 政治とカネ、国有地問題と時事ネタかと読み進めていくとラストは思いもよらぬ展開。 過去の事件と絡めた終盤の流れが秀逸。 不破検事のキャラが生きてる。 C(☆☆☆☆)

境界線

境界線作者:七里, 中山NHK出版Amazon宮城県警シリーズになるのか。 東日本大震災の後遺症残る宮城を舞台に、行方不明者の戸籍を使われる事件を追う。 今回もテーマ性ある考えさせられるミステリ。 うまく問題提起してるよなあ。 ☆☆☆+

ヒポクラテスの悔恨

ヒポクラテスの悔恨作者:中山七里祥伝社Amazon光崎教授に宛てた殺人の犯行予告。 第4弾ともなると古手川刑事と真琴のコンビがもう様になっている。 光崎教授の過去も絡めた事件だったけど、ラストもう少し盛り上がりがあっても良かったかなと。 でも読みやす…

ラスプーチンの庭

ラスプーチンの庭作者:中山 七里KADOKAWAAmazon犬養シリーズ。 病院治療と民間医療団体の対立を描く社会派医療ミステリ。 『ナチュラリー』も代表の織田もよくある新興宗教団体の域を出なくて物足りない。 どんでん返しのインパクトも弱めで問題提起で終わっ…

復讐の協奏曲

復讐の協奏曲作者:中山 七里発売日: 2020/11/11メディア: 単行本御子柴礼司シリーズ。 事務員の洋子が逮捕され御子柴はその弁護をすることに。 満を持しての洋子の話。 今まで謎の多かった背景について知れたのは良かったし、シリーズとしてもますます深みが…

隣はシリアルキラー

隣はシリアルキラー作者:中山 七里発売日: 2020/09/25メディア: 単行本毎夜悩ます隣の騒音は連続殺人犯が遺体を解体してる音? 登場人物にミステリアスな部分が多く、サスペンスフルで先の気になる展開。 ラストのどんでん返しも手堅い。 ☆☆☆+

ヒポクラテスの試練

ヒポクラテスの試練作者:中山七里発売日: 2020/06/11メディア: 単行本法医学ミステリのヒポクラテスシリーズ第三弾。 真琴たちは不審死の原因である感染症の起源を探る。 真相はかなりの胸糞エンドだったけど、このチームのやり取りは結構好き。 ☆☆☆☆

テロリストの家

テロリストの家作者:中山 七里発売日: 2020/08/19メディア: 単行本身内からテロリスト志願者が出たら。 公安に所属する幣原は突然息子がイスラム国の兵士に志願したとして逮捕される。 幣原一家が終始ギスギス、登場人物もなかなか共感できる部分も少なく、…

合唱 岬洋介の帰還

合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)作者:中山 七里発売日: 2020/04/17メディア: 単行本岬洋介シリーズ。 と言っても洋介は中盤まで出てこず、天生検事の視点で話は進む。 身に覚えのない殺害容疑を晴らすため洋介が駆けつけるシーンは熱い。 もう…

騒がしい楽園

騒がしい楽園作者:中山 七里発売日: 2020/01/07メディア: 単行本幼稚園を舞台に、赴任したばかりの舞子は次々と起こる事件に振り回される。 さくっと読みやすいのは良いが、もう少しどこかテーマに絞った掘り下げが欲しかった。 ただただ後味の悪い話になっ…

死にゆく者の祈り

死にゆく者の祈り作者:七里, 中山発売日: 2019/09/19メディア: 単行本教誨師という職業は初耳だった。 教誨師の顕真は死刑囚になっていたかつての親友の事件の真実を追う。 興味深い展開ではあったけど、真相はちょっと唐突だった感じがしたかな。 顕真側が…

カインの傲慢

カインの傲慢作者:中山 七里発売日: 2020/05/29メディア: 単行本犬養シリーズ第5弾。 臓器を抜かれた少年たちの死を追う。 今回も貧困と臓器移植という重く難しいテーマに犬養は立ち向かうが、葛藤し続け全く晴れないラスト。 苦悩する犬養には正義を貫いて…