阿津川辰海

黄土館の殺人

黄土館の殺人 (講談社タイガ)作者:阿津川 辰海講談社Amazonシリーズ第三弾は火事水害ときて地震。 これでもかとギミック満載の館と、名探偵の復活を描く濃い本格。 交換殺人から始まるトリックも仕掛けも設定も贅沢なミステリ。 シリーズの行方も気になる。 C

午後のチャイムが鳴るまでは

午後のチャイムが鳴るまでは作者:阿津川 辰海実業之日本社Amazon九十九ヶ丘高校を舞台にした学園ミステリ短編集。 正直個々の話はミステリ的なキレはそこまでかなと思ったけど ラストに明かされる仕掛けはさすがだなと。 いろいろ読み返したくなる。 D

星詠師の記憶

星詠師の記憶 (光文社文庫)作者:阿津川 辰海光文社Amazon星詠会という組織や未来視、そして過去の事件との繋がりなど 人間関係も複雑で物語に入りにくい雰囲気になっていしまっている。 著者の作品の中では読みにくい部類。物語に遊びが欲しい。 E(☆☆☆)

録音された誘拐

録音された誘拐作者:阿津川 辰海光文社Amazon短編『盗聴された殺人』の大野探偵事務所シリーズ。 このコンビはシリーズ化して欲しかったので嬉しい。 探偵コンビの一人、上司の大野がさらわれる誘拐ミステリ。 耳の良さを武器にした美々香の活躍と2人の過去…

あなたへの挑戦状

あなたへの挑戦状作者:阿津川 辰海,斜線堂 有紀講談社Amazonなるほどタイトルが上手い。 乗っている2人のミステリ作家の競演。 2編とも持ち味を出していて巧さを感じる。 しかしこれは苦労しただろうな。 C(☆☆☆☆)

入れ子細工の夜

入れ子細工の夜作者:阿津川 辰海光文社Amazonノンシリーズ短編集第二弾。 前作はシンプルで面白かったが、若干捻り過ぎな印象か。 と言っても『2021年度入試という題の推理小説』の試みや 『六人の激昂するマスクマン』のノリは面白かった。 D(☆☆☆+)

蒼海館の殺人

蒼海館の殺人 (講談社タイガ)作者:阿津川 辰海発売日: 2021/02/16メディア: 文庫火の次は水。 同級生で探偵の葛城の実家『蒼海館』で起こる連続殺人。 個人的には前作よりも好み。 事件のインパクトやラストのどんでん返しと意外性。 何と言っても成長ストー…

透明人間は密室に潜む

透明人間は密室に潜む作者:阿津川 辰海発売日: 2020/04/21メディア: 単行本(ソフトカバー)エッジの効いたなかなか粒ぞろいのミステリ短編集。 『透明人間は密室に潜む』倒叙タイプの特殊能力系ミステリで設定をよく生かしている。 『六人の熱狂する日本人…

紅蓮館の殺人

紅蓮館の殺人 (講談社タイガ)作者: 阿津川辰海出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/09/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見る山火事に遭い逃げ込んだ館での殺人事件。 胸に一物のありそうな登場人物ばかりで、探偵対決も見物。 中盤以降テンポが悪く…

名探偵は嘘をつかない

名探偵は嘘をつかない作者: 阿津川辰海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/06/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見るいろんな要素を詰め込んだかなりの力作。 本格でありながら、ファンタジーあり法廷ありTS要素あり。 終…