絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

熱帯夜に起きた身元不明の凍死事件。
予測できないストーリー展開だったが、今回は医療ミステリよりサスペンス感強め。
ちょっと犯人の動機がチープに感じたかな。
D

VR浮遊館の謎 探偵AIのリアル・ディープラーニング

魔法が使えるVR空間を舞台に起こる連続殺人に輔と動く体を得た相以が挑む。
これは真相が見事だったなあ。
フェアだし怒涛の伏線回収のラストはシリーズで一番好み。
リアルに動く相以も新鮮で良かった。
B

後宮の毒華 秋蝶の毒妃

後宮を抜け出し危篤の次兄のもとへ向かう玉蘭。
そんな玉蘭とついに姉の翠麗が邂逅。
ただはっきりしない真意に若干やきもき。
D

ビブリア古書堂の事件手帖IV~扉子たちと継がれる道~

貸本屋鎌倉文庫にまつわる篠川家三代に渡る物語。
壮大で読み応えある過去編だった。
いろんな人たちの過去が見れたのも良かったし、結末も意外性あり。
C

ミステリ作家 拝島礼一に捧げる模倣殺人

ミステリを模倣した殺人事件が世間を脅かす中
雑誌編集者の織乃は心酔するそのミステリの作者の拝島とともに事件を追うことに。
テンポの良い二転三転する展開が面白く、織乃と拝島のコンビも良かった。
不遜で頭の切れる拝島の素直になれないキャラが好き。
C

雛森寧子のミステリな日々 コンビ作家の誕生

ミステリ作家を目指す君島は極度の人見知りだが頭の冴える寧子とコンビを組むことに。
日常の謎を寧子の推理で解く流れが気持ちよく、過去も絡めたストーリーも良かった。
寧子が君島に心を許すのが早すぎな気もしたが2人の行く末が気になるところ。
D