主人公にはなれない僕らの妥協から始める恋人生活

主人公にはなれない僕らの妥協から始める恋人生活 (オーバーラップ文庫)

同じ委員会で良く話す同級生乃菜と叶わぬ恋を諦め妥協で恋人同士に。
なかなか不純な動機やキャラの重い背景など甘さだけではないラブコメ。
ヒロインの乃菜はかわいげがあって良かったが、まだまだラブコメ未満か。
☆☆☆+

友達のお姉さんと陰キャが恋をするとどうなるのか?

友達のお姉さんと陰キャが恋をするとどうなるのか? (ダッシュエックス文庫)

鈍感少年と素直になれない友人のお姉さんのラブコメ。
べた惚れで押してくるサクヤはすごくかわいいが
もっと二人のやり取りメインで読みたかったかな。
ちょっと描写があっさりめ。
☆☆☆+

フラッガーの方程式

フラッガーの方程式 (角川文庫)

人生をドラマチックなストーリーに仕立てるフラッガーシステムのモニターに選ばれた涼一。
一ヶ月という限られた時の中で想い人佐藤さんとのロマンスを目指すが。
これはメタラブコメとして面白く、涼一のツッコミが冴え渡っていて笑えるポイントが多い。
伏線がハマったと見るかご都合と見るかは微妙なところで、ラストはもっと弾けて欲しかったかな。
☆☆☆☆

紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー 夢音堂書店と秘密の本棚

紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー 夢音堂書店と秘密の本棚 (新潮文庫)

夢音堂書店の店主、紫ノ宮沙霧に持ち込まれる相談。
読書療法を通じて最後に驚く真実が待っている。
『敷島早矢瀬と告白までの距離』がツボでした。
沙霧のキャラは薄いかなあ。
☆☆☆+

高校事変X

高校事変 X (角川文庫)

ホンジュラスを舞台に結衣の兄であるカイトとの対決。
今までとは違う本物の戦場戦士たちを相手に苦戦する結衣。
追い詰められたり弱さを見せるシーンが多く爽快感には欠けるが、タフなギリギリバトル。
次巻以降これ以上の絶望が待っているのだろうか。
☆☆☆+

京都烏丸御池の名探偵 僕が謎を解く理由

京都烏丸御池の名探偵 僕が謎を解く理由 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

フリーペーパーの記者である神堂のファンを名乗る女子大生の立花。
記事のネタとなる持ち込まれる謎を解きながらも死んだ恋人にそっくりな立花との距離は縮まっていく。
ミステリアスな立花の目的に比べて、謎エピソードが薄いのが残念。
真相についてももっと伏線があればなお驚けたのかも。
☆☆☆+

総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?

総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか? (宝島社文庫)

お弁当作りを通じたメシ友2人の関係を描く恋愛ストーリー。
これはひたすらに癒やされる、心に染み入るいい話。
焦れったいながらもゆっくりと育む関係と
同僚や上司そして将来のこととうまくまとめている。
こういう嫌味のない話は大好きだ。
☆☆☆☆☆